大型バイクのオーナーになる場合には、ある程度自分で修理を行うことができることが求められます。基本的にバイクのオーナーは自分の愛車の状態を定期的に点検する必要があります。自宅でエンジン内部の問題を解決するのは困難ですが、パンクの修理やブレーキパッドの交換などは自分でも可能です。大型バイクの点検をする場合には燃料やオイル、車輪、チェーン、エンジン、ブレーキ、クラッチ、灯火類やバッテリー、ボルトなどの締め具合を確認する必要があります。
特にタイヤの空気圧は走行性能に直接関わるので重要です。たまにしかバイクに乗らない場合でもタイヤの空気が抜けていることがあります。空気圧が低いとタイヤの横の部分が偏摩耗したりハイドロプレーニング現象が起きやすいなどの弊害が生じます。
また走行時の抵抗が増えるため燃費が悪化します。逆に空気が入りすぎているとタイヤの中央部分が偏摩耗しやすくなります。また乗り心地も跳ねるような感じがするようになったり、タイヤが傷つきやすくなるので注意が必要です。タイヤが傷つくとコード切れやバーストの原因となります。空気の量を適正に保つことがタイヤを長持ちさせ、安全に走行するための鍵です。