大型バイクはパワーがあるので、長距離のツーリングから街乗りまで幅広く楽しめます。修理をショップ任せにしている方もいますが、少しずつセルフで対応できる部分を増やしていきましょう。初心者でも取り組みやすいオイル交換などの作業から始めれば、大型バイクの構造をより詳しく理解できます。
メーカーの大型バイクであれば、車種と車体番号によって適合するパーツを発注できます。作業にはバイク用の工具一式と、外したパーツ等を仮置きできる程度のスペースが必要です。修理技術を高めることは、そのままカスタム技術を向上させることにつながり、ショップに頼らないセルフの改造も行えます。パーツの代金ぐらいの出費で済めば、ショップに依頼するよりもお得になり、さらにハイグレードにできるメリットもあるのです。
修理技術のお手本としては、その大型バイクを対象とした、分解と配線を詳しく説明しているマニュアルが定番となっています。ショップの整備士が作業している様子を見て、色々質問できるのがベストですが、基本的には自分で信頼できる資料や教えてくれる仲間を探して、1つずつマスターしていく流れです。焦らずにゆっくり覚えていくのがポイントで、工具は必ずその車種に合っている高品質のものを使いましょう。安い工具やサイズ違いを使うと、ネジの頭を潰すなどのトラブルになりやすくて危険です。