冬場のバイクバッテリー上がりには要注意

バイクはときどきバッテリー不調が起きます。エンジン始動はキックでかけることができますから、とりあえずキックでかけ、後日充電するか新品に交換するかを考えると思います。キックでもエンジン始動が可能なことで、充電・交換作業を後回しにしがちで、それは一旦始動さえすれば、後は通常走行すれば充電されるからなのです。

しかしバイクは昼間でもヘッドライトを点けて走行しますから、走行距離が短いとあまり充電されません。特に通勤などの短い距離だと完全充電状態までいかなくて、速やかにキックでもかからなくなるようになります。

夏場だと1ヶ月くらいはキック始動でだましだまし乗れても、冬場だと突然キックでも始動できなくなり、困ることになることが多いのです。

車であればキック始動などがありませんから、充電か新品交換を急いで行うのですが、バイクだとこのようなことが多く発生します。なまじマニュアルで始動できるので、普段のメンテナンスを怠るとトラブルに直結します。充電はガソリンスタンドでも充電器を使って自宅でも行なえますので、一度でもエンジン始動に難があると感じたら交換を含めて対処しないとなりません。

バッテリーの充電は何度でも行なえるものではなく、寿命がありますので、新品から3年以上経っていたら迷わず新しい物に交換することをおすすめします。寿命を超えたら充電してもすぐに同じような症状が発生します。
古くなったものはエンジン始動だけでなく、エンジン内のプラグの点火状態が悪くなり、燃焼効率が悪化、燃費も悪くなります。一度でもバッテリー不調を感じたら、すぐに対処するクセをつけ、特に冬場はすぐに処置を講じたいものです。